愛知県内で作業療法士の大学資格を取れるおすすめの学校3選
病院や介護施設で、患者さん・高齢者のリハビリテーションを行う作業療法士。身体機能の改善だけでなく、精神面からもサポートしながら、社会適応能力の回復にも携わるのが特徴です。幅広い分野での活躍が期待でき、高齢社会において需要が高い作業療法士の国家資格取得を目指してみませんか?本記事では愛知県内でおすすめの学校をご紹介します。
学校法人たちばな学園
学校名:学校法人たちばな学園
住所:名古屋市中区丸の内三丁目14-1
TEL:052-228-2200
学校法人たちばな学園は、文部科学大臣認定の職業実践専門課程が注目される専門学校です。現場で活かせる心理学の習得だけでなく、卒業時に作業療法士受験資格、東京福祉大学卒業資格、高度専門士といった資格を取得できます。2021年度の卒業生の国家試験合格率は、なんと100%という驚きの実績を打ち出しているのが特徴です。
たちばな学園では、4年間で作業療法専門科目と福祉系大学科目を修得することにより、現場で活かせる高い技術を身につけられるのも大きな特徴です。習得できるのは専門知識に限らず、カルテや報告書作成に欠かせない文章力、問題解決能力、コミュニケーション能力といった幅広い能力を身につき、ワンランク上の作業療法士として活躍できるチャンスを広げられます。
授業はクラス担任制で、初めて学ぶ分野でもわかりやすく、丁寧に指導を行っているのです。グループワーク、グループディスカッションを取り入れた授業では、自分だけでなくほかの生徒の多様な考え方にも触れる機会を用意していて、現場でも臨機応変に考え、対応できる力が養われます。
学んだ技術はインプットにとどまらず、提携する病院や施設でしっかり実習を行い、技術を定着させるので、誰もが即戦力となる作業療法士を目指せるでしょう。国家試験対策も手厚く、4年次からは学園独自の国家試験対策講座、過去問や模擬試験を用いた集中学習が行われます。
さらには、たちばな学園には毎年700件以上の求人があるのも大きな強みです。学校が学生の希望する分野の就職先へアプローチを行い、希望分野での仕事に就けるようサポートしています。自分の好きな分野、得意分野での就職が叶えられるでしょう。
星城大学
学校名:星城大学
住所:〒476-8588 愛知県東海市富貴ノ台二丁目172番地
TEL:052-601-6000(代表)
星城大学のリハビリテーション学部で学べるのは、理学療法学と作業療法学です。各専攻1クラスの小規模学部ですが、東海地区でも歴史ある作業療法士の養成機関として、1,000名を超える国家資格を取得した卒業生たちを輩出してきました。知識、技術の修得にとどまらず、相手を理解し、共感する心、また自らの意見や考えを持って決断できる力を育てることに力を注いでいます。
作業療法学専攻のカリキュラムにおいては、入学後すぐに病院見学を行っています。作業療法士として歩み始めた生徒たちの決意を明確なものにするため、用意された貴重な機会です。作業療法学専攻では2年生から臨床実習にのぞみ、現場に強い作業療法士を教育しています。
学年が進むにつれ、実習時間は長くなり、3年生では2施設を8週間ずつ、計16時間もの実習を実施。実習は知識を実践に活かし、自分の成長にも気づける絶好の機会です。専門職としての自覚・態度を学ぶ機会にもなります。
3年生には就職活動に向けたビジネス・身だしなみから、就職先となる公的機関の募集時期や選考方法といった、就職支援を目的としたセミナーもスタート。求人説明会、個別面接指導、小論文の指導といった、きめ細かい就職サポートが行われるため、採用試験も自信を持ってのぞめることでしょう。
星城大学が輩出した、優秀な卒業生が活躍する病院や施設からは求人が多く、高い就職率が期待できます。また、多様なカリキュラムによって、国家試験に対応できる知識と実力を身につけられますが、国家試験突破は作業療法士への入り口です。模擬試験の実施、専用の学習室の設置、少人数のグループ学習といった環境を整え、生徒一人ひとりの国家試験合格をしっかりサポートしてくれるでしょう。
名古屋大学
学校名:名古屋大学
住所:〒461-8673 名古屋市東区大幸南一丁目1番20号
TEL:052-719-1504
名古屋大学では4年間を通して作業療法学だけでなく、文理融合した教養科目もあわせて履修できるのが総合大学の魅力です。名古屋大学の作業療法学専攻は、世界作業療法士連盟の指定する教育基準をクリアした認定校。作業療法の知識や技術を得るだけでなく、研究と開発を通して国際的にも活躍できる力、分析力にも長けた作業療法士を目指せます。
その国際的に活躍する能力は、名古屋大学の学生だからこそ培えるものです。名古屋大学では、世界各国およそ140の大学や機関と大学間学術交流協定を結んでいることから、ほかの学校よりも留学が促進されています。
海外留学はボランティアやグローバルな視点で学習する大きなチャンスとして、多くの学生が留学を経験し、成長しているのも特徴です。また、作業療法士は基礎医学、臨床医学をベースに、運動学、心理学、脳科学といった多様な分野の知識を必要とする学問でもあります。このことから、1年次に作業療法学だけでなく関連する学問を基礎として学ぶ環境を作っているのです。
2年次には専門科目をじっくり学び、臨床実習を繰り返し行うことで、技術を身につけます。さらに3年次後期からは、卒業研究への取り組みがスタート。大学院生を含む、ほかの学生や指導教員とともにひとつの研究を成し遂げ、成果を発表する貴重な時間となります。
また、卒業研究は研究を続ける大学院への進学か、就職かを決めるかといった進路を決めるよい機会となるでしょう。就職率は100%と、申し分ない実績を誇ります。作業療法士の国家資格を取得した卒業生のほとんどは医療機関へ就職しますが、2~3%は大学院へ進学し、さらに高度な作業療法学を継続して学び、研究しているのです。
まとめ
今回、作業療法士の大学資格を取得できる学校を3つご紹介しました。どの学校も作業療法士としての専門知識を学ぶだけでなく、国家試験対策や就職支援、留学といったサポートを受けられます。
作業療法士はさまざまな現場で活躍でき、高齢者が増加する日本において、今後も求人・需要が高まることが予想されています。患者一人ひとりとのコミュニケーションが欠かせないことから、人間にしかできない仕事、AIやロボットが進化しても決してなくならない仕事といわれています。ぜひ、最高の学習環境が整った学校で、学んでみてはいかがでしょうか。